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カロタセグの舞踊と文化に関する活動や予定は
トランシルヴァニア日本民俗文化センターサイトをご覧ください。
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2012年2月1日水曜日

2011/4/3 ブダペストのターンツハーズ(7)

今日もターンツハーズの集いに出かけます。

最終日、日曜である今日は、世界各地のハンガリー舞踊愛好者による一斉舞踊の上演があります。今回、日本からのお客様も出演しました。

会場に着くと、まずは全員でのリハーサルに参加しました。ここでも懐かしい方たちに会うことができ、このイベントの醍醐味を感じます。

皆が全く同じように踊らなくても、事前に一挙手一投足まで振付を決めていなくても、ある程度共通の基礎があれば踊れるのがハンガリー舞踊のいいところでもあり、それだからこそできる企画です。舞踊団からのカップルでの参加者ももちろんありましたが、初対面の相手でも、当日に合わせて、舞台に臨むことができました。

リハーサルが終わると、着替えを済ませて一服。 

飲食コーナーでも演奏中

そしていよいよ出番です。


今回の演目はメゼーシェーギとサトマーリ

もちろん、出番が終わった後も踊りや演奏のプログラムは続きます。2日間に渡って共通の関心を持つ世界各地の人たちと一緒に踊りと演奏に触れる贅沢な時間でした。

宿泊場所に帰って夕食

本来は、更に夜の部もありますが、翌早朝にブダペスト出発を控え、今回は参加を見送りました。

民俗舞踊三昧の約10日間、楽しんでいただけましたでしょうか。ご参加くださった皆様、訪問先の皆様、ありがとうございまいした。

2011/4/2 ブダペストのターンツハーズ(6)

まずは食事

さて、いよいよXXX. Országos Táncháztalálkozó és Kirakodóvásár(第30回全国ターンツハーズの集いと展示即売」に出かけます。

会場入口付近

着いてみると、入場券売場は長蛇の列。やはり事前に手に入れておいてよかったです。というわけで、入口に直行。

すでに多くの人でにぎわう会場内

この催しには、全国、そして全世界からハンガリーの民俗舞踊の愛好者・専門家・実践者が集まり、共通の関心を持った人たちと過ごすことができます。民俗舞踊に携わるうちに、ハンガリーやその他の外国の知り合いも増えますが、そのような知人・友人と再会することのできる特別な機会でもあります。

常に複数個所で踊りと音楽、各種展示などが行われており、体が一つでは足りないくらいです。その合間に、知人・友人との交流もし、十分に楽しんだ後は、一旦撤収します。とても楽しいイベントですが、終日開催されているためどうしても耐久戦になってしまい、よほどの体力の持ち主でなければ、全日参加は難しそうです。

宿泊場所に帰り、食事をして、夜の部に出かけます。

夜の部は、会場を変えて、明け方までターンツハーズが行われます。今回は、適当なところで切り上げ、翌日に備えて休息を取りました。

2011/4/1 ブダペストのターンツハーズ(5)

午前中は民族学博物館を見学した後、市場で買い出し。


仕入れた食材を料理しました

腹ごしらえをして、ターンツハーズに出かけます。

踊りも


ゲームも













そしてもう1軒別のターンツハーズへ。はしごしました。

2012年1月26日木曜日

2011/3/31 ブダペストのターンツハーズ(4)

午前中にもうひとりのスタッフと合流、人数が増えました。

お昼過ぎに、日本でもよく知られる舞踊家のお宅を訪問しました。ブダの山に登るのはちょっとした運動にもなります。舞踊家であるだけでなく、木彫家としても著名なこの方のお宅には、たくさんの作品があって、まるで美術館のようです。

お昼をご一緒させていただき、民俗舞踊について、その他いろいろなお話をさせていただきました。


訪問先からの展望


次に、場所を移動し、別の子どもたちの舞踊団を訪問し、練習を見学させていただいた後、宿に帰ってゆっくり夕食をとりました。

2011/3/30 ブダペストのターンツハーズ(3)



再びブダペスト。今やブダペストでは民俗舞踊に親しむための重要な場所となっているあるターンツハーズに出かけました。
ここでは、まずは別室で講習を受けることができ、その後に、部屋を変えてターンツハーズ本番が行われました。


ターンツハーズの様子

前回のターンツハーズで会った人たちと再会したり、外国や地方からの民俗舞踊愛好者に出会ったり。「全国ターンツハーズの集い」を目前にした盛り上がりが感じられました。

2011/3/26 ブダペストのターンツハーズ(2)

夕方は、ブダペストのショッピング街で買い物をした後、ブダペストの
ターンツハーズの一つに出かけました。

ハンガリーの首都ブダペストでは1970年代に起こったターンツハーズ運動に
よって、民俗舞踊を楽しむ場であるターンツハーズが行われるようになりました。

今回行ったのは、ターンツハーズ運動と共に歩んできた伝統ある
ターンツハーズが移転し、移転先でその後を継いだものです。

ターンツハーズが始まる前に、講習の時間が別にとってあり、踊りを
習うことができます。ターンツハーズそのものでも、後方で随時教えて
もらうことができるので、初心者にも参加しやすいターンツハーズだと
思います。雰囲気はかなり変わりましたが、構成とスタイルは1990年代
からほとんど変わっていないようです。

今回は日本人女性3人での参加でしたが、楽しく参加させていただきました。

2011年11月4日金曜日

2011/3/26 カルシャイ氏葬儀

この日はもともとブダペストから少し足をのばそうという予定でした。

3月15日に、レーリンツレーヴェ出身の芸術家で舞踊家でもあるカルシャイ・ジグモンド氏が90歳で永眠しました。レーリンツレーヴェのポントゾーと言えば、民俗舞踊の愛好者の方なら聞いたり踊ったりしたことのある方も少なくないでしょう。私も、学生時代は少ない資料を頼りに踊ってみたものです。後に私はハンガリーに滞在する機会を得ましたが、残念なことに、氏と生前言葉を交わす機会は一度きりとなりました。

このカルシャイ氏の葬儀があるとのことで、日本からのお客様と一緒に駆けつけました。

朝の列車で、カルシャイ氏が暮らしたブダペスト近郊のペーツェルまで。同じ列車に乗っていた若者の一行に声をかけ、会場まで先導してもらいました。


ペーツェルの墓地入口


大勢の参列者がレーリンツレーヴェの音楽を演奏し、歌い、そして花を捧げてお別れをしました。

葬儀には、民俗舞踊関係の参列者も多く、多くの懐かしい顔に会うこともできました。 再会の場がこのような悲しい機会であったことは皮肉ですが、カルシャイ氏が踊りによってこれだけの人と関わり、影響を与えたということの証しでもあり、それが生きるということでもあるのでしょう。次は楽しい機会に会えるといいね、とそれぞれ帰途につきました。